終わりなきアップデート
S・M 関西外国語大学英文科(2019年・高松北高校卒)
いま大学3回生ですが、業界No.1の某大手企業に内定しました。75倍の競争率でした。両親の次に内定の報告をしたのは、かつうら先生です。
3年前、第1志望の大学に失敗し、悔しい思いで、『ア・ビッグ・ファン・オブ・カツウラ』のタイトルで体験記を書きました。
今、第1志望だった企業に就職が決まり、胸の高鳴る想いで、この体験記を書いています。
かつうら先生の「大学受験なんて通過点。大学で何をするかが大切」という言葉を、何かにつけ思い出しています。
英語の習熟度で分けられる大学のクラスは、常に一番上のクラスにいました。また、TOEICでは890点を取りました。
こう書くと、勉強ばかりの真面目な大学生に聞こえるかもしれませんが、遊ぶときはとことん遊びました。終電を逃して朝まで飲んだり、コロナ禍でも、色んな所へ旅行にも行き、恋愛も、失敗したり、成功したりです。
「大統領のように働き、王様のように遊ぶ」が、うまくいくコツだと思います。
就活では、かつうら先生に教えていただいた『レアジョブ』が、決定的な威力を発揮しました。
内定した企業は、海外志向の強いメガベンチャー。使えない社員はいらない、メンタルが弱い社員はいらない、という完全実力主義の企業です。4次選考までの面接官は、とても愛想のいい若い人事部の方でした。最終選考は、「この人はお偉いさんに違いない」、と一目でわかる風格の面接官でした。
その面接官の方は企業の役員で、グループ会社の社長をしている方でした。もちろん緊張しましたが、私はレアジョブで、その辺のメンタルは鍛えられています。毎朝、フィリピン人と英語で、ニュース記事のディスカッションをしています。高3で始めた『レアジョブ』の初回のレッスンのほうがよほど緊張しました。
その役員の方は、海外の大学を卒業し英語が堪能で、開始早々、「英語で自己紹介してみてよ」と言われました。『レアジョブ』をやっていなかったら、「できません。ムリです」だったと思います。
しかし、英語で自己紹介などお手のものです。なにしろ、『レアジョブ』では、初めてのチューターとのレッスンは、いつだって自己紹介から始まります。「英語で自己紹介……」と聞いたとたん、内心、「ヤッタ!」と思ったほどです。
英語での面接は、自己紹介の後も続きました。「英語ペラペラですね。留学してたんですか」に始まり、質疑応答が1時間ちかく続きました。無茶ぶりの質問にも、即座に対応でき、度胸を褒めてくれました。毎朝、『レアジョブ』のディスカッションで、ありとあらゆる話題をしゃべってきたおかげです。
ふつう、内定通知はあとで届くものですが、その場で内定しました。
役員の方に、「TOEICの点数は高くても、しゃべれない人が多いんだよ」とも言われ、「マークシートに解答するだけの英語」では、意味がないのだと思いました。
「心の底から一緒に働きたいと思うね。もし一緒に働けたら、海外出張に是非ついてきてほしい」と、ありがたいお言葉もいただきました。
面接が始まる前はニコリともしなかった面接官が、私の英語を聞いたとたん、にっこり微笑みました。「え、学生でそんなに喋れるの」、という驚きと戸惑いの微笑みだったかも知れません。英語をしゃべるという「巨大な山」を登ってきたものだけが知っている共感の微笑みだったかも知れません。
「英語の力」はすごい、「英語がしゃべれる力」は本当にすごいです。英語で面接する企業も少なくないようです。企業面接で英語が全く話せなかった友人は、私の勧めで『レアジョブ』を始めました。
人生に、「良い経験」も「悪い経験」もありません。ただ「経験」があるだけです。その「経験」を「良い」とアップデート(更新)するのも、「悪い」とアップデートするのも自分次第です。苦い恋愛経験も、考え方を変えれば、もっと魅力的な人と出会うための良い恋愛経験になります。
大学受験失敗というネガティブな経験も、「大学は通過点を、証明してやろう」と思えた瞬間に、ポジティブな経験に変わります。何が起ころうと、自分の人生を常に前向きにアップデートしていくしかありません。
かつうら塾の初日、こんな塾はやめたいと泣きながら母に訴えた私。『レアジョブ』の初レッスンでは、2時間前から心臓バクバクだった私。第1志望の大学に落ちたとき、かつうら先生の前で号泣した私。就活の最終選考で、生まれて初めて人から認められることの嬉しさを知った私。
私の人生のアップデートは、これからも続きます。
2021年12月18日