大切なのは5文型
Y・N 同志社大学政策学部 (2015年 高松西高卒)
かつうら塾に入塾したのは、高校1年生の秋でした。知人に評判を聞いてホームページを見たことがきっかけでした。
かつうら塾では5文型の大切さを学びました。
入塾の面談で、先生に
I found the book easy.
I found the book easily.
I found an easy book.
の3つの意味の違いを聞かれました。
しかし、どれも答えることができませんでした。3つとも同じような意味だと思っていたからです。自分では理解しているつもりでしたが、本当は全く分かっていませんでした。5文型を理解していないのだから、実際の授業で、かつうら先生の質問に答えたり、英文を読んだりすることはできず、周囲から取り残されていました。
授業の後、15分間くらいですが、先生がつきっきりで5文型の復習をしました。先生の補習授業を受けるのは自分だけなので辛くなりました。以前行ってた塾や学校では、5文型はすぐの授業で習っただけでした。その時は、5文型でつまずくこともなく、自分では理解しているつもりでした。塾や学校の授業では、5文型がそんなに重要だとは聞いたこともなかったし、自分でも考えたこともありませんでした。
毎回の補習では、プリントが配られ、一つひとつの文に、S・V・O・Cをきちんとつけていきました。間違えた所は辞書で調べ直しましたが、なかなか正解に行き着くことができずイヤになりました。間違える度に、かつうら先生から、5文型の考え方の説明を何度もくり返し受けました。その度に、あきらめずに、何回も何回も調べ直しました。
私の5文型の理解が深まるにつれ、問題のレベルも上がっていきました。節が出てきたら、きちんと[ ]をして、それはS・O・Cのどれなのかを丁寧に分析していくことで、だんだんと英文の構造が分かるようになりました。ゆっくり丁寧にやるということがとても大事だと思いました。
例えば、次の文は『英標』の例題32の一節です。入塾したばかりの頃のテキストの文章です。いまならきちんと分析し正確に読めるのですが、当時、入塾したばかりでは、何をどう読めばいいのか全く歯が立ちませんでした。訳文を見ても、何も分からずお手上げ状態でした。
Any book of which we say to ourselves, when we have done with it,“That is a good book”, we find to be so by virtue of the writer’s personality which we have been in contact with :
この文に[ ]と( )をつけると次のようになります。
Any book [of which we say (to ourselves,)[when we have done with it,]“That is a good book”,]we find to be so (by virtue of the writer’s personality [which we have been in contact with :])
ここで、[ ]と( )の部分を取り払うと、次のようになります。
Any book we find to be so.
すなわち、
We find any book to be so.
ここまでくると、この文がOSVCで、SVOCのOが文頭に移動した文だということが分かります。
このように複雑な英文でも[ ]や( )をつけることによって、読みやすくなり、 S・V・O・Cが見えてきます。文の構造を一つひとつ分析していくにつれて、英語の楽しさを感じるようになりました。
予習や復習に時間をかけることで、先生の質問にも少しずつ答えられるようになり、英語に対しての自信がつきました。かつうら塾に入塾していなかったら、英語の文章がきちんと読めることの楽しさに気づいていなかったと思います。
英文でつまづいている人は、まず5文型を徹底的に理解してみてください。丁寧に分析することで、次第に見えてきます。英語を学ぶことの楽しさにも気づけるはずです。大学でも5文型を忘れずに英語力を高めていきたいと思っています。
2015年03月01日