M・T(2021年・高松高校卒)大阪大学基礎工学部
かつうら英語塾では、5文型がいかに大事かということや、丸かっことかぎかっこを使った読解法を教わりました。このおかげで、大抵の英文構造は正確に捉えられるようになりました。丸かっこやかぎかっこがなければ、thatやwhichを連発してくるヤバい英文には太刀打ちできなかったと思います。かつうらに入れたことは本当にラッキーでした。先生、ありがとうございました。
しかし、なぜか英語の偏差値はほとんど上がりませんでした。具体的には、入塾前の校内偏差値は45、高3の最後で49ぐらいでした。この塾でここまで上がらなかった奴は他にはいないと思います。かつうら先生は、偏差値など気にするなと言います。偏差値65以上でA判定であってもスベる人もいるし、45以下でE判定でも受かる人もいることを、資料を使って説明してくれたことがあります。先生は、模擬試験も受けるなと言います。他人の作った尺度に振り回されるな、自分を信じろと常々言っています。
そうはいっても、ボクは絶対にかつうら英語塾の失敗作です。もちろん、かつうら英語塾が日本一すばらしい塾であることは間違いありません。こうなったのは全てボクの責任です。
こうなった最大の原因は、英語をなめていたことです。かつうら英語塾に入りさえすれば、勝手に成績が上がると思い込んでいました。アホでした。その結果、成績は全く上がらず、理科と数学だけで戦える大学に行くはめになりました。
では何をするべきだったのか。偏差値49が偉そうに言うのもなんですが、英文を読むためには「単語力」「文法力」「理解力」が必要です。このうち、かつうら英語塾に入っていれば、真っ先に間違いなく身につくのは「文法力」です。ボクは、「単語力」と「理解力」をもっとつけるべきでした。
この体験記を、もし死ぬほど勉強が嫌いな1、2年生が読んでくれているなら、「単語力」と「理解力」の勉強も絶対やって欲しいです。数学・理科・地歴は後回しでもいいです。
単語については、出会った単語をチュンプルズで調べていろいろな単語と関連付けて覚えていったら覚えられます。先生は、単語は、とくに動詞は例文ごと丸ごと覚えろと言います。チュンプルズは、似た単語がまとめられていて神です。大学でも愛用しようと思っています。
あと、「理解力」をつけるには、かつうら先生が口癖のように言っている「文章の要約」です。題材は、新聞の社説や評論文、『英標』の訳文です。高校時代にはあまり続かなかったけど、要約をやってみたら確かに「この文章は何が言いたいのか」が分かりやすくなりました。要約も、大学に入ったら週一ぐらいでやろうと思っています。
かつうら英語塾は、「丸かっこやかぎかっこ」「チュンプルズ」「要約のしかた」などボクに財産を残してくれました。高校では結果が出なかったけど、大学でこれらを真面目にやれば必ず英語力は上がるはずです。高校時代に勉強しなかった戒めとして死ぬ気で努力しようと思います。
2021年3月24日