見開きノートは効果バツグン
H・M 香川大学医学部臨床心理学科 (2022年・誠陵高校卒)
―「大丈夫、お前は2次が強いから」
これは共通テストの結果が、Ⅾに近いⅭ判定だったとき、学校の担任に言われた言葉です。もし、かつうら先生に出会っていなかったら、「2次が強い」などとは、絶対に言われなかったと思います。
入塾したのは高2の4月。私は、英語は単語と熟語を覚えたもん勝ち、という考えを持っていました。しかし、入塾時の小テストで、その考えは微塵に打ち砕かれました。単語は分かるのに訳せない。そのとき受けた衝撃で、英文法に対する意識が変わりました。英文法を理解することで、英文を読むことの楽しさが分かるようになりました。学校の授業は、かつうら塾で学んだことの力試しの場にしていました。
ターニングポイントは高2の秋です。「塾でこんなことやってるんだ」と、テキストの『英標』のノートを友だちに見せたところ、「見づらい」と言われました。確かに、予習の「自分の書き込み」と、授業で「修正したもの」が、ぐじゃぐじゃになって見づらいノートになっていました。
そこで、『英標』のページを2枚コピーし、ノートの左右見開きのページに、それぞれ貼り付けます。1枚は「予習用」の書き込みに使い、もう1枚は授業で「本番用」の書き込みに使います。
「予習用」と「本番用」の2つを見比べる、その違いは一目瞭然です。授業で先生の解説通りに書き込んだ「本番用」は、文構造が一目で分かるようになっていて、なおかつ見た目もすっきりしています。
家での復習で、「本番用」をベースにして、「予習用」のノートを分析します。自分は、「どこでつまずいていたか」「どこが曖昧だったか」「文構造をどう取り違えていたか」「どういう文法事項が分かっていなかったか」を検証します。チュンプルズの関連ページも、当然、何度も参照します。
復習で、この作業を何度もひたすら繰り返すうちに、「予習用」の書き込みが、「本番用」の書き込みと一致するようになりました。言い換えれば、かつうら先生と同じ手順で英文を分析できるようになっていったということです。停滞していた成績もどんどん伸びていきました。
私は、この「『予習用』『本番用』貼り付けノート」を、みなさんにお勧めします。コピーを取って切り貼りするのに、たいした手間と時間はかかりません。しかし、その効果は絶大です。
成績が伸び悩んでいる人は、ぜひやってください。かつうら先生の授業を活かし切ることができるようになるはずです。
高3の秋に、学校では本格的に共通テスト対策が始まりました。授業はリーディングとリスニングの試験対策ばかりで、つまらなく、疲労感だけが溜まっていきました。かつうら先生も仰っていますが、共通テストの英語では、思考力は問われません。かつうら塾で学んだことが活かされないことに、もどかしさを感じながら、とにかく早く共通テストが終わればいいのに、と思っていました。
共通テストの結果がⅭ判定だったので、動揺しましたが、かつうら先生は常日頃、共通テストの判定は気にするなと仰っていました。早めに2次試験対策に頭を切り替えました。必要な教科は国語と英語で、2つとも好きな教科だったのであまり苦ではありませんでした。
それでも不安やプレッシャーを感じる中、かつうら先生の言葉に励まされました。特に、『ランチェスターNo.1理論』の中の「1点集中」の考えが好きで、目に付くように部屋の壁に貼ってあります。余計な心配をするよりも目の前のことをひたすらやるしかないのだと気合が入りました。
迎えた本番の英作文では、かつうら先生に教わったとおり、簡単な単語を使い、文法に細心の注意を払いました。試験終了の30分前には解き終わり、しっかり見直しをして、自信を持って提出することができました。
力試しで受けた関西学院大が受かったことを、かつうら先生に報告したら、そこが受かるなら本命は大丈夫と、太鼓判をおしてくれました。
受験で、「英語」が自分の強みになるなんて、入塾前には、夢にも思わなかったことです。
2022年3月14日