あ~よかった!

 

     あ~よかった!

S・M  香川大学医学部医学科 (高松高校 2008年卒)


初めて授業を受けたとき、塾に対して持っていたイメージがガラガラと崩れました。先生の長々しい話が続き、ゆるゆるの時間がただ過ぎていく、それが塾についての私の先入観でした。

勝浦塾では無駄な言葉が発せられることはありません。聞き漏らしてはいけないという張りつめた空気が教室全体に広がっています。慣れないうちは、その空気に緊張し、怖ささえ感じました。けれども、同時に、この授業を受ければ自分は必ず成長するだろうと感じました。

高校二年から入塾し、「なぜ?」という疑問を持つことの大切さに気づきました。それまでは、細かい問題点など、どうでもいいと勝手に軽視していました。書かれていることだけを、疑問を抱かずそのまま頭にただ詰め込んでいただけでした。

私が最も強く塾で影響を受けた点は、物事に対する考え方です。先生の話は時には一時間に及ぶことがありました。その中でもとくに心に残っているものを紹介します。

もし何か辛いことがあって、そのことでいつまでも苦しんだり、ずーっと誰かを恨んだりしているのなら、それは全く意味のないことです。辛いことは誰にでも起こります。これから生きていく中でもっとたくさんの嫌なことに出くわすでしょう。そのような時に明るく「あーよかった!」と言ってみてください。その理由は後から考えればいいのです。良かった理由はきっと見つかります。起こった出来事を、楽しいと思うか、悲しいと思うか、それを決めているのはあなた自身です。

ばかばかしいと思わずにぜひ実行してみてください。私は辛かったことを、「ああ、あんなことがあってよかった」と思えたときに、自分が成長できた気がしました。成績が伸びないときも、部活で失敗したときも、失恋したときも、笑顔で「あ~よかった!」と言ってみてください! きっと気分が変わりますよ。

私は勝浦塾で学び、自分の狭い視野が広がっていくのを強く感じました。困難にぶつかった時や失敗しそうな時に、言い訳をして逃げてしまう自分の弱さに気づきました。そしてそれらを乗り越えれば、もっと大きな満足や喜びがあることを学びました。
勝浦塾で学ぶ多くのことに対して、あなたが真剣に素直に向き合えば、英語の成績はきっと伸びます。そしてあなた自身も自然と成長していくでしょう。あなたがしっかりと自分と向き合い、困難や失敗をバネに大きく成長することを祈っています。