単語・文法・英作・和訳・長文
I・H 香川大学医学部医学科 (2014年 高松高校卒)
かつうら塾で学ぶ前は、英語は感覚で読むもの、フィーリングで解くものだと思っていた。しかし、かつうら塾で学ぶにつれ、それは間違いであると分かった。以下は、これまでの私の勉強法の良かった点、悪かった点である。
1. 単語
市販の単語帳で地道に覚えようとしたが、わずか30 wordsほどで断念。単語帳には文脈がなく、ただ単語が羅列されているだけで記憶に残りにくかった。そこで、自分で単語ノートを作ることにした。学校やかつうら塾の授業で出てきた分からない単語を1つ1つ調べ、ノートに書いていった。
ノートの1ページを3つに区切り、左から順に、①「単語」「発音記号」、②「品詞」「自動詞か他動詞」「可算名詞か不可算名詞」、③「意味」「用法」「用例」「派生語」とした。
単語は青ペンで書き、他は全てシャーペンで書いた。重要なところは赤ペンで目立つようにした。また、字はすべて綺麗に大きく書いた。なぜなら殴りがきで書くと、後から見直す気が失せてしまうからだ。このようにすることで文脈の中で単語を覚えることができた。
2. 文法
基本は学校の授業を中心に覚えた。しかし、『チャート式』などでは曖昧な部分も多く、本当に重宝したのがかつうら塾のオリジナル参考書『チュンプルズ』である。英文法をはじめとして英文解釈の要点などが1冊におさまっていて、分からないことがあればいつも『チュンプルズ』を引いて納得した。『チュンプルズ』は整理されて書かれてあるので、とても覚えやすかった。
3. 英作文
入試の英作文は、単語や常套句や構文を知っているからといって書けるものではない。かつうら塾の英作文の添削は的確だった。特にリズムが大事だとよく言われた。しかしリズムとは何かを頭で理解するのは難しかった。リズムのある英文とは、音読を通して身体で分かるものだ、とかつうら先生はおっしゃっていた。もっと早くから音読を習慣づけておくべきだったと思う。
自分では分かりやすく書いたつもりでも、実は伝わりづらく書いていたことも多かった。かつうら先生は1人1人の英作文を添削してくださるので、その都度、自分の間違いをきちんと認識することができた。
4. 英文和訳
先にも述べたように、英語は感覚で解くものではない。特に英文和訳は、感覚では正しい答えにはたどりつけない。和訳する英文の文構造をしっかりと読み取らなければならない。かつうら塾では、そんな英語を学ぶ上で必須である文構造のつかみ方を1から教えていただいた。
英文和訳は答えを日本語で表現するため、日本語力、つまり国語力が必要である。私は文章を書くのがとても苦手で、小さい頃から書くことを避けてきた。高校の授業で文章を書く場面になると思考停止になり、まとまりのない文章を書いていた。英文和訳では、自分の日本語力のなさにあきれ、悲しくなるほどだった。日本語の文章を書く練習を少しでもしておけば良かったと後悔している。
5. 長文
学校では長文を読む方法として、パラグラフリーディングを教わった。パラグラフリーディングとは、英文を普通に前から読んでいくのではなく、段落ごとに読んでいく方法である。つまり、それぞれの段落のはじめの文を読んで長文全体の大まかな意味を把握するのである。
しかし、パラグラフリーディングで読もうとすると、アバウトすぎて長文の内容がうまくつかめず、結局、もう一度はじめから全文を読むはめになった。私の場合は、最初の文から飛ばさずに正確に読んでいく方が良かった。長くてややこしい文であっても、文構造さえつかむことができれば、整理され理解しやすくなるため、結果的に速く読むことができた。
かつうら塾で英語を学ぶことができて本当に良かったと思う。英語に対する見方が180°変わった。これからは音読にも力を入れ、英語力を高めていきたいと思う。
2014年03月27日