告白は自分からする派
K・H 津田塾大学国際関係学科 (2013年・高松高校卒)
私にはいつも気になる人がいる。気になったら、必ず自分から話しかける。アドレスを聞いたり、バレンタイン・チョコを渡したり……。
友人の多くは、「告白なんて絶対無理!」と、自分からは行動しない。しかし私だって告白するときは前日からドキドキする。「やっぱりやめようか」などと考えながら当日を迎え、放課後勇気をふりしぼって告白。それなのに、あっけなくフラれてしまうこともある。フラれた直後、告白したことを後悔し、深夜に独り涙で枕を濡らすこともある。それでも私は、次の恋愛でも自分から告白する。
ここだけ読めば、これは合格体験記というより恋愛体験記だ。でも自分から告白できるというのは私の強みだと思う。そしてそれは受験にも大きく関わった。
私の第1志望校は、国立大学だった。センター試験は8割。親や担任の先生には、安全策をとるように勧められた。でもかつうら先生は違っていた。「いま挑戦しなければ、挑戦などできない。人生は挑戦の連続だ。挑戦しない人生はつまらない。」
この言葉を聞いて、私は告白するかどうか迷っている自分を思い浮かべた。後悔には2つある。1つは「告白しなかった後悔」、もう1つは「告白した後悔」だ。後悔するならどちらがいいのか。「やらなかった後悔」と「やった後悔」と。
私は「やらなかった後悔」は絶対したくないと思った。なぜなら、「やった後悔」は忘れられても、「やらなかった後悔」は10年後も20年後もずっと尾を引くと思ったからだ。この気持ちは、受験でも同じだ。出願しなければ、合格する確率はゼロだ。でも、自分から一歩踏み出せば、どんなに低くても可能性は生まれる。そういう気持ちで、前期・後期ともに第1志望に出願した。
先輩方の合格体験記を読みながら、何を書こうかと1年の夏から考えて続けてきた。あれから3年が経ち、私が伝えたいのは、5文型の重要性でもないし、[ ]を用いての精読のすすめでもない。偏差値が20上がったことでもない。
「考え込むより行動を起こせ」「自分はツイていると口に出す」「いいことは探せば必ず見つかる」。どれも大好きな言葉だ。かつうら塾は英語塾だが、私がかつうら先生から学んだことは英語だけではない。人生をおもいっきり楽しむためのヒントを教えてくれた。そんな英語塾なんて世界中どこにもないと思う。かつうら塾という最高の環境で勉強して、部活も恋愛も後悔しないように、自分から楽しみにいって欲しい。
最後に一言。好きな人がいるなら、今すぐ告白しに行こう!
2013年5月01日