英語が好き?
T・N 香川大学医学部看護学科 (2026年・高松一高卒)
11月から共通テスト直前までの2ヶ月半、学校の英語は、非常に退屈なものでした。いわゆる「共通テスト対策祭り」だったからです。80分の試験を大問ごとに前半と後半に分け、それぞれ40分ずつで解くという練習の繰り返しでした。
その間、先生の方は何をしているかといえば、教卓で自分の作業に没頭していました。40分間のタイマーが鳴った後、残りの10分で解説を行うのがいつもの流れです。この問題演習の時間は、先生にとって一種の事務作業や休息の時間に充てられているようでした。
私は集中力がなく、長い問題を一気に解くよりも、分割して解く方が点数は高く出ます。私のようなタイプは、80分という長さに慣れる必要があるはずです。だから、授業で分割して問題を解くことに意味があるとは思えませんでした。
私は、そもそも80分で8題もの英文を速読しなければならない「共テ」の形式が嫌いです。時間に追われながら大量のマークを埋め、時には勘で選んだ選択肢が当たったりします。これって何なんでしょう。こんな試験で、正しい能力が測れるとは思えません。いったい何を測っているのでしょう。受験生が避けて通れない道だとはいえ、「共テ」はヘンな試験です。
私は、総合型選抜で大学を受験しました。そこで課された英語の小論文は、60分で1つの英文をじっくり読み、それについて小論文を書く問題でした。それは「共テ」とは正反対の試験です。時間に急かされることもありません。まぐれで当たったということもありません。
幸い、私はこの試験に合格したので、「共テ」を受ける必要がなくなりました。周りが「共テ」の練習でうんざりしているなか、私は自分の好きな形で英語の勉強を続けられました。
私の「英語が好き」は、かつうら先生の「英語が好き」と、ずいぶん違うように思います。かつうら先生は、「勉強するのが苦じゃない」と言います。
「好きだったら、何でも楽しいか」と問われれば、そうではないと思います。かつうら先生は、今でもオンラインの英会話レッスンを続けています。9年目だそうです。毎日です。休みたい日だってあるはずです。楽しいレッスンばかりではないはずです。
そのような英語への向き合い方を見て、「好き」なら何でも楽しいわけではなく、ネガティブな面もふくめて楽しむことが大切だと思います。学びを楽しみ、難問が解決できたときの感動を楽しんでみたいと思います。
先生が心から英語を楽しんでいることが伝わり、その姿勢は私の理想です。
かつうら塾では、勉強への向き合い方だけでなく、人生において大切なことも学びました。特に心に響いたのは、「現在は未来の結果だから、今が楽しくないと未来も楽しくない」という言葉です。とにかく今を楽しむ。そうすることで未来も明るくなる。この言葉を胸に刻んでこれからの勉強も、将来の仕事も、心から楽しんでいきたいです。勉強面でも精神面でも成長できたこの3年間は、間違いなく貴重な財産になりました。
2026年3月13日
