SOSはマジック・ワード
F・M 神戸大学農学部(2024年・高松高校卒)
●勉強面
かつうら塾に入塾したのは、高2の4月です。
それまでは、何行にもわたる英文に出会うと、「これは捨て問だ」と諦め、投げやりに赤ペンで訳を書き写していました。私には英語の長い文なんて読めないと思い込んでいました。
しかし、テキストの『英標』を2時間以上かけて予習し、かつうらの授業で構造分析をきちんと学ぶと、その思い込みはすっかり消えました。今ではむしろ、どんな長い文でもかかってこいという自信があります。
かつうら塾に通っているのに、模試での英語の成績が思うように伸びない時期がありました。不安もありましたが、絶対に伸びるという自信もありました。この自信は、かつうらで学んでいるからという根拠のある自信でした。
実際、3年の夏休みを過ぎたあたりから英語の成績は伸びはじめました。かつうらに通っていたことが、私の英語に対する自信でした。大きく言えば、外国語を学ぶことへの自信でもあります。
大学では第2外国語として、中国語を学ぶつもりです。かつうらで英語を学んだように勉強すれば、中国語も習得できる気がしています。外国語を学ぶことへの不安はありません。
●メンタル面
第一志望の大学に合格できたのは、メンタルが安定していたことが大きな要因です。かつうら塾は私のメンタルの支えでした。
高校では、中学生の頃から抱いていた私の高い自己肯定感は、校内模試の悲惨な結果によって打ち砕かれました。かつうら先生の、「この高校の校内模試はひどい作りだ」という言葉のおかげで、校内模試の結果は気にならなくなりました。「模試の結果は気にしなくていい」なんて、学校の先生は言いませんが。
勉強が計画通りに進まなかったり、スランプが続いたりしているときも、週に1回のかつうらの授業が私の心をリセットしてくれました。
かつうら先生の話は刺激的でした。固定観念に凝り固まっていた私を解きほぐしてくれました。先生の話をヒントに、常に新鮮な気持ちで取り組むことができました。思い通りにいかなくても、現状に幻滅することもなくなりました。
自己肯定感が高いと、模試の判定も気にならなくなります。共通テスト前の最後の模試でD判定をとったときも、気にせず、目標を立て、その目標に対する計画を淡々と実行できました。ぎりぎりまで目標点は取れませんでしたが、常になんだかうまくいく気がしていました。
●魔法の言葉
かつうら先生が共通テスト直前に教えてくださった魔法の言葉があります。それはSOSです。
Sは、心配するな
Oは、恐れるな
Sは、すべてうまくいく
この言葉を唱えると、心の中の不安が薄らいでいきます。「絶対成功する」とか「私は緊張していない」と言い聞かせるよりも、はるかに心が安まる言葉です。
私は、「勉強中」「寝る前」「共通テスト当日」「前期試験当日」「合格発表の日」など、ことあるごとにこの言葉を唱えました。そのおかげか、平常心でテストに挑むことができました。この体験記を読んでいる方も不安を感じたときは、ぜひこの言葉を唱えてみてください。
2024年3月11日