かつうら先生は進化している
Y・K 高松一高3年
中学までは英語に対して苦手意識を持ったことはなかった。 テストの点数も人並みに取れていて、なんとかなるだろうという気持ちで高校生になった。
しかし、 中学の英語と高校の英語は全く違っていた。 長文を読むとき、ただ英文を指でなぞるだけでは、 何を言っているのか全く理解できなかった。 だんだん英語が苦手になり、英語の勉強は遠ざかっていった。
2年生の終わりに、 このままではダメだと思い、 かつうら塾に通っていた姉(神戸大)と兄(京都大)に相談した。すると、 2人とも口を揃えて言った。「英語はかつうら先生に任せたら大丈夫」。その言葉を聞いて、 かつうら塾に通うことを決めた。本当は、高校に入ったときから、2人には、かつうら塾を勧められていたのだが。
初回の授業で、 自分が、いい加減に自分勝手に英文を読んでいたことに気付いた。 「この文は何文型?」「分詞の働きは?」 と質問されても何も答えることができなかった。
かつうら塾では、2時間の授業がICレコーダーで録音され、音声ファイルとして、あとでメールで送られてくる。社会人の通信受講生の方々も、この音声ファイルで勉強している。
私は、途中入塾で、基礎となる高1の部分がそっくり抜けていた。先生のご厚意で高1クラスの音声ファイルも並行して送っていただいている。実際に授業に出席するのは週1でも、事実上、高1クラスにも出席しているのと同じである。私は、高1と高2の、この2学年分の音声ファイルでずいぶん助けられている。
特に高1の基礎文法はとても大事だと思う。「絶対に分かりたい」「できるようになりたい」という気持ちさえあれば音声ファイルだから、何度でもくり返し聞ける。私はファイルを何度も聞いて復習している。自分でもどんどん実力がついているのを感じている。
予習の大切さに気付いてからは、1日かけて予習することもある。先生の質問を予想し、分からないところがなくなるまで予習をしている。 チュンプルズを見れば、 知りたいことが全て書かれている。 知っている単語でも、 品詞が変わると意味が変わる。1つの単語からでも、どんどん知識が広がっていく。
しかし、 予習では分かっていたはずなのに、先生の質問に答えられないときがある。そんなとき、先生は順を追って、何を間違えたから行き詰まったかを、丁寧に説明してくれる。確実に入塾前よりも英文解釈の力がついてきた。かつうら先生にも、「ずいぶん読み方が変わってきましたね」と言われた。
かつうら先生は常に進化している。最近、授業形式が変わってきた。テキストの『英標』について、「先生が解説する形」から、「生徒が質問する形」になった。生徒の方から、「ここが分からない」「ここで行き詰まった」、という質問をする。
かつうら先生は「遠慮せずに何でも聞いてください。何でも答えます。他の人がいても気にせずに、自分がわからないところを聞いてください。自分が主人公だと思ってください」と言う。こんな自信たっぷりの先生、包容力のある先生は見たことがない。
他の人の質問から、こんなに深く予習している人がいるんだと驚くことがある。それは私が予習していて気づかなかった箇所だったりする。とても勉強になる。私は自ら発言することが得意ではなかった。 しかし、 恥を捨てて質問することで、少しずつ自分の意見が言えるようになってきた。 これからも自己肯定感を高めながら英語学習に励んでいきたい。
2024年10月10日