勝浦英語塾では、英語指導歴30年のエキスパートが、大学受験英語を通して、30年後にも通じる、生き方と在り方とその方向性を伝えています。 

武庫女大 YYさん

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   かつうら塾でしか学べないこと
 

Y・Y 武庫川女子大学生活環境学部 (2014年 高松西高校卒)

 かつうら塾のテキストの英文には必ず日本語訳が載っています。先生は、「日本語訳は堂々と見ていい」と言っています。そう言われても、日本語訳を見ることには抵抗がありました。日本語訳を見ながらでは、英文を読む意味がないと思っていたからです。「訳を見ていい」なんて、「答えを見ていい」と言われているようなものです。先生は、いったいどんな解説をするのだろう、何を聞いてくるのだろうと、興味津々でした。

 文型や文法の基礎がなかった私には、日本語訳を見たところで、なぜそのような訳になるのかわかりませんでした。授業の解説を聞いてはじめて、S・V・O・Cの構造が見えたり、倒置に気づいたり、省略などに納得することができました。

 しかし、授業レベルが上がっていくにつれて、先生の解説を聞いても理解できない箇所が多くなっていきました。それに伴い、周囲から取り残されていると感じるようになりました。なぜ自分だけができないのだろうと、焦り始めました。

 そんなとき、先生は「英語力を高めるには、日本語力も高めなければいけない」と、『一日一言』という新聞のコラムの要約を勧めてくださいました。

 『一日一言』は600字ほどのコラムです。課題は、まずそれを200字の文章にし、さらに100字にまとめ、さらにそれを50字に要約し、最終的にはタイトルだけにする、というものでした。要約の一例を挙げてみます。

【本文】(四国新聞 2013年2月14日)

 「いろいろ特別な待遇があるのですよ」。

 去年まで12年間IOCの委員を務めた岡野俊一郎さんが「ここだけの話し」と語ってくれたIOC委員の特権。

 五輪などの関連イベントへの行動はすべて電話一本。移動の交通機関は最高級レベル。本人との約束もあり、確証のない話は控えるが「へえー」と思える事があった。それがIOCを別名「スポーツ貴族」と呼ぶ由縁でもある。

 もともと近代五輪が始まった19世紀末のIOCは本当の貴族の集まり。

 欧州の特権階級の人たちが自腹で金を出し慈善活動で世界中に近代競技を広めていったと言う。

 今は、参加国が次第に増え、莫大な運営費はスポンサー収入やテレビ放映特権料で賄う。

 IOC委員も各国からの推薦。選手出身者もいれば王族もいる。計110人あまりの顔ぶれはさまざまだがその国の「選ばれし階級」である事に変わりはない。その中でもさらに絞られた14人の理事が今回人類最古のスポーツと言われるレスリングを五輪所外候補とした14人は、欧州8、アジア2、アフリカ2、オセアニア1、南米1。この偏りにレスリング関係者が「最近、五輪で欧州勢が不振だからはずした」と憤るのもわかる。

 レスリング普及国は180。県内にも3校、ジュニア4クラブで子どもたちが世界を目指している。明確な理由の説明もなくそんな選手の夢を奪う「貴族」たちの決定。今は乱心としか思えない。


【200字】 IOCは「スポーツ貴族」とも呼ばれる。元来、特権を持つものが援助活動として世界に競技を広めていくものだった。現在IOCの規模は大きくなったもののやはり各国のしかるべき者がそろっている。今回、レスリングを五輪除外候補としたのは、その中でも絞られた14人だ。これは、彼らの出身国の偏りも関係するのではと。はっきりとした理由を知らせる事もなく選手の夢を奪う今回の決定は乱心としか思えない。


【100字】 各国の選ばれし者で成り立つIOC。その中でも絞られた14人が今回レスリングを五輪除外候補にした。これは14人の出身国の偏りに関係するのではとの声も。選手の納得しない決定は乱心とも取れる。


【50字】 IOCは、レスリングを五輪除外候補にした。この決定はIOCの出身国と関係がある。勝手な決定は乱心に取れる。


【タイトル】 レスリングが五輪除外候補になった背景


 このように要約していくことは、簡単なように見えて、大変むずかしく、めんどうな作業でした。マークシートのように与えられた4つの選択肢から答えを選ぶのとは勝手が違います。ややこしい表現を、自分の言葉に言い換えたり、簡潔にするにはどうするか自分の頭で考えなければなりません。かつうら先生は、毎回、私の要約文のおかしな箇所を的確に添削してくれました。

 本文を何度も読み返し、重要な部分をまとめていくうちに、自分に足りないのは「要約力」だと気づきました。要約力があればどんなに長い文章でも、不要な部分を削り、核となる部分を頭に残すことができます。要約力は、英語を学ぶためだけではなく、国語力をつけるのにも最適でした。国語の小論文を書くのにも役立ちました。

 この「要約」に出会ってから、授業でも、核になる事柄は何なのかを探りながら聞くように変わり、先生の説明もスムーズに頭に入ってくるようになったと思います。人と話をする際も、「どの順で言えばわかりやすいか」「この言い回しで本当に伝わりやすいか」など、頭の中で整理してから口に出すようにしています。「意味が分からない」と、友だちから言われることが減ったように思います。

 『英標』の日本語訳も簡潔な日本語に要約してみると、要するに何が言いたいのかがわかりやすくなります。ただ訳を見るのではなく、訳をしっかり読み込み、自分の言葉で言ってみることで英文の理解も深まったと思います。

 授業についていけず、どんどん遅れだしたとき、「なぜできないのかではなく、どうやったらできるようになるかを考えるべきだ」という先生のアドバイスが強く印象に残っています。

 伸び悩んでいた時期は、「なんで私にはできないの?」ばかりを考えていました。できないことを改善したいのなら、「なぜできないのか」という原因探しをするのではなく、「どうやったらできるのか」を考えなければなりません。それは前向きに物事を考えることにつながっています。

 勉強だけでなく、部活動でも、「どうしたらできるようになるのか」だけを考えるようにすると、モチベーションが上がりました。考え方を変えただけで、やってみようという意欲が湧いてきました。英語力を伸ばそうとしたら、国語力までアップしました。かつうら塾は知性が向上する塾だと思います。 

2014年03月31日

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