勝浦英語塾では、英語指導歴30年のエキスパートが、大学受験英語を通して、30年後にも通じる、生き方と在り方とその方向性を伝えています。 

東京大学 TY君

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     受験後記

T・Y  東京大学理科一類 (1997年 高松高校卒)

 浪人を含めた高校四年間のうちで、もっとも成績が伸びたのは浪人中であった。浪人中にやった英語の勉強は補習科の予習と勝浦塾の復習だけである。後はせいぜいラジオ英会話を入試の三ヶ月ほど前に聴き始めたことだ。
 
 授業の予習であるが、これは一浪してから丁寧にやるようにした。まずテキストを開いて最初に一通り音読してみる。このとき内容のことはあまり考えない。次に内容を考えながら詰まらないように音読してみる。三度目に句や節を括弧で囲み文章の完全な構造把握に努める。ここまでの段階ではまだ意味の分からない単語の意味は調べていない。

 次の段階で意味の不明な単語を調べて行く。このとき単語の意味だけでなく例文や派生語類義語なども抜き出してノートに写しておく。さらにその作業中に思い出した検索中の単語に関連する単語などがあればチュンプルズや辞書で調べて確認する。

 この予習の際に、私が目的としたことの一つに速読の力を音読によって養うということ。もう一つは語彙を増やすと同時に単語どうしのつながり(例えば類義語であるとか、派生語であるといった)を深めていくということであった。括弧による文章の構造の把握も英文の精確な解釈という目的の他に、複雑に入り組んだ文章の構造を瞬時に見抜くことにより、すばやく文章を理解する、すなわち速読のための手段でもあった。

 塾のプリントの復習にしても先ほどの予習と同じ要領で行った。要するに音読した後、括弧でくくり単語を調べるという手順である。ラジオ英会話はヒアリング対策のために始めたが、ここでも焦点は速読と語彙のネットワークの拡大にあった。とめどもなく流れてくる英文を瞬時に判断する力の獲得と、音による単語の記憶をめざした。

 総じていえば浪人時の英語はただ量をこなすことをめざしていた。英語というもの自体が地道な努力を要とする科目であるが、現役の時に英文解釈に関する能力はある程度あったものの、練習不足のため実戦では十分に使えなかった。英語に長く深く触れていることが英語の習得に必要なのだと感じたのは、自分には地道な努力が欠如していると気付いたからである。

 これが真なら、逆に言えば文の構造を支配する法則さえ捉えれば、後はただ多くの文章を読みこなして行くだけで良いということである。チュンプルズの前半に載っていることをあらかた理解したならば、後はそれを実際に使う練習を積めばよい。振り返って思うに、もっと早くから地道な学習を重ねていれば良かったと思う。いまだ未熟な自分の英語力を磨くのにさらなる学習を積む必要姓を感じている。

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