社会人こそかつうら塾を

 

N・A(2003年・大阪外国語大学英米科卒)

1999年に合格体験記を書かせていただいてから、ちょうど20年が経った。20年が経った今でもかつうら塾に通わせていただいている。私は社会人にこそかつうら塾を強く勧めたい。なぜならかつうら先生が塾の方針として掲げられている「受験英語で終わらず、20年後、30年後にも生きる授業」は社会人にとって、今すぐにでも仕事や生き方を見直すことに活用できるヒントの宝庫だからである。自分自身を成長させることが出来るヒントが詰まっている。

現代は激動の時代であり、不変的なもの、確かなものはどこにもない。そんな時代に生き残る上で大切なことは、成長し続けられる自己であると思う。変化に対して柔軟に対応するだけでなく、社会のニーズを先取りするための先見性は自己の成長なくして得られない。かつうら先生は実体験を通して成長するためのヒントを授業の中で常に提示してくれる。

例えば「18分勉強法」である。キッチンタイマーを18分にセットし、それを1セットとして課題に取り組む。この勉強法を職場の昇任試験に応用したところ、短期間の準備にもかかわらず合格できた。昇任後の部内研修でも好成績を残せた。普段の業務でも活用しケアレスミスを激減している。情報処理技術者試験、TOEICテストなど各種資格試験にも応用が利き、今ではなくてはならない勉強法である。

勉強法以外にも意識の持ち方や視点の持ち方のヒントが普段の生活をより密度の濃いものにしている。NLP、苫米地氏の脳科学、弁証法的思考、丸亀町理論、通過点理論、ハインリッヒの法則など。これらはどれか一つの視点を持つだけでも人生を変えるほどにパワフルなものである。授業の最後に配られるプリントではそれらの理論が解説され、かつうら先生の視点による独自のコメントが付される。この独自のコメントは普段当たり前に考えていることが、本当に正しいのかという気づきを与えてくれる。特に弁証法的思考は「急がば回れ」のように、一見すると矛盾しているようで真理を含んでいる。世界は弁証法で満ちていることに気づくと世界の見え方が一変する。

『レアジョブ』の「英会話レッスン」を紹介してもらえたのもありがたい。DNA(Daily News Article)は最新のニュースを扱っており時事にも強くなる。単語の難易度も中級レベルにとっては適切である。音声もついているのでリスニングやシャドーイングの教材としても活用できる。講師とのディスカッションを繰り返すことで、英語で発言するのに抵抗がなくなる。仕事上で英語通訳を要請されるが、レッスンを通じて以前よりも自信を持って臨めるようになった。今後の課題は、かつうら先生のように毎日休まずに受講することである。

社会人にとってかつうら塾で得られるものは、すぐにでも実践可能な内容ばかりである。高校生の時にはピンとこなかった説明や雑談の一つ一つが、社会人経験を積んだ今であれば、人生を輝かせる珠玉の宝石であることが理解できる。現役の塾生の方も大学生・社会人になったら授業に参加してみてほしい。社会人の皆さん、再度門をたたいてはいかが。

    2019年10月1日