暗唱と散歩は相性がいい― OBからのメール
O・K 東京大学法学部卒 (2000年 高松高校卒)
「700選の暗記は『完璧主義』を捨てる」を、とても興味深く拝読しました。今は英語学習から離れていますが、学び方一般に通じる内容だと思います。
「学びに楽な道はない」を、日々、痛感しています。先生の、いまもなお貪欲に暗記に取り組まれている姿に、深く感銘を受けました。
記事を一読して、公園はM公園だとすぐに分かりました。散歩と暗唱は相性がいいです。
大学生のころ、英会話の勉強のため、上野公園のまわりを歩きながら英文を覚えました。英文よりも風景の方が記憶に残っています。
社会人になってからは、法律を暗記をするのに、昼休み、武道館の周りや靖国神社のなかを歩き回りました。散歩中の風景がきっかけで記憶を呼び起こすことができた、という気づきがあります。
英会話学習ですが、結局、あらかじめ用意していた英文をしゃべるレベルでした。国連英検A級に合格したときも、面接でかなりまとまった量の英語をしゃべりましたが、英字新聞等を読んで、前もって作っておいた文章をしゃべっただけでした。
TOEICのスコアが965までいっても、自分の英語は受験英語にすぎない、という思いがしています。こうした中途半端な思いを抱えたままなので、余裕ができたら、英語の勉強をまた始めたいと思っています。今は仕事と育メン(4歳児と1歳児)に追われています。 『700選』の記事を読むと、英会話力につながる暗唱をやってみたくなります。
高松高校に入ってすぐは、その他大勢のなかに埋没するような成績しか取れませんでした。そんな状態から、かつうら先生の英語によって、グーンと抜け出せたことは、とてもエキサイティングな経験でした。
高校時代の英文法の密度は、とても高かったと思います。時間とエネルギーがある高校生のときに、しっかり教わることができて、本当にありがたいことだと思います。
ぜんぜん頭がいいわけではないのに、学歴を手に入れて、弊害もたくさんありましたが、アドバンテージを享受しているのは確かです。東大で学べたことがとても嬉しかったし、英語の基礎力は、その後もずっと誇りにできる確かな基盤になっています。
先生のホームページ、これからもときどき拝見します。今後ともぜひ更新してください。
2016年03月17日