自分の中に残る「英語

 

     自分の中に残る「英語」

F・S  東京大学文科二類 (2010年 高松高校卒)

あなたにとって受験勉強は、つらいものですか? 当然つらいと答える人が多いでしょう。しかし、僕は少し違います。

毎週、勝浦塾には遊びにきているような感覚でした。教室のメンバーや雰囲気が好きだったし、なによりも勝浦先生の独特のキャラクターが大好きでした。だから毎週の2時間は全く苦ではありませんでした。

ご存知の通り勝浦塾の雰囲気は独特です。1週間以内に起きたよかったことを、先生も含めて全員が、英語でスピーチする塾はなかなかないでしょう。授業の4分の1が先生の人生哲学で占められるような塾もないでしょう。その先生の話も笑いが絶えない内容でした。

僕の受験勉強でのモットーは「勉強は楽しくするもの」だったので、この勝浦塾の雰囲気は僕にぴったりでした。授業は楽しく進み、チュンプルズを使えば予習も楽しくできました。

英語がどんどんわかるようになり、英文を読むのが楽しくなりました。「英標」が終わり、新しいテキストになったときには、半年分の予習を2ヶ月で終えました。受験は、つらい部分もあったものの、楽しみながら終えることができました。

具体的な英語の勉強については、単語や熟語の本質的な意味から単語や熟語の意味を論理的に解釈するチュンプルズのやり方はとても効率的です。単語の丸暗記は英語においてそれほど大きな重要度を占めません。最も大事なのは、正しく文の構造をつかめるようになることです。しかしその力も勝浦塾伝統の( )や[ ]を使えば簡単に身に付きます。

勝浦先生に言われたことをそのままやっていれば、いつの間にか英語の力がぐんぐんついてきます。3年生になって突然英語の成績が伸びてきました。校内模試で50台だった偏差値が70台まで上がり、ついには学年トップを取ることができました。

入試の二次試験では、1日目の数学で高得点を狙っていたものの、全然解けませんでした。しかし、「明日は英語があるから巻き返せる」と、勝浦塾で培ってきた自信のおかげで、気持ちを立て直すことができました。英語における自信が合格につながったと思います。

後輩のみなさんも勝浦先生の指導を受けて自信をつけられるといいと思います。自信は大きな武器です。適度に遊びながら勉強頑張ってください。

と、ここまで書いて、今日はとてもいいことがありました。

塾講師の面接でのことです。英語に関する質問をいくつか受けました。「myの品詞は?」「○○したほうがいいはshouldかhad betterか?」など、とても簡単な質問ばかりでした。難なく答えると、「君はフィーリングで英語を勉強してきたのではなくて、英語の本質が理解できている」「今まで面接で見てきた東大生の中でもかなり上位だ」と、べた褒めされました。面接官の方いわく、こういう根本的なことを理解していない人が多いそうです。

高校の3年間、勝浦先生に教えてもらった「英語」は、自分の中でしっかり根付いています。それを第三者からも評価してもらえ、本当にうれしかったです。