おん、にこにこ、にっこりそわか
Y・Y 京都大学法学部 (1997年 高松高校卒)
京大の後期試験は英語と小論文だけでした。自分で納得いくまでの勉強はしていなかったので、前期で東大がダメだった時点で、一年浪人しようと思っていました。それで、あえて京大後期試験の和訳問題を一題白紙で提出しました。というのは、京大の試験が妙に面白く感じられ、「ヤバイ!このまま普通に受けたら受かってしまう」という思い上がった気持があったからです。にもかかわらず、二番で合格したようです。英語で京大に入ったと胸を張って言えます。特別に勉強したつもりはないのですが、英語の力は確実に鍛えられたようです。塾のおかげです。
現在、司法試験を目指して勉強中です。今年で大学は五年目になりますが、合格するまで卒業はしません。もっとも、卒業しろと言われても単位が足りないので無理ですが……。勝浦塾で鍛えたおかげで英語の単位はどうにかこうにかそろっています。できたら、来年度は合格して卒業したいのですが、気長にのんびりとやっています。
大学の友達にチュンプルズを見せて、塾でやっていたことを教えると面白がってくれます。大半の塾生は勉強内容より、塾の雰囲気とか勝浦先生のキャラクターが気に入っていたようです。
塾での英語の勉強が入試や大学の講義等で役に立っているのはもちろんのことですが、塾での、あの「雰囲気」がよかったなーと振り返っています。「勉強」しに行ってたというよりも、勉強の合間に「息抜き」に行ってたというほうがしっくりきます。リラックスしていて、妙にマッタリとしたあの「雰囲気」が懐かしく思われます。勝浦塾を紹介してくれた友人には感謝、感謝です。
大学の友達に「お前といると癒される」とか、「お前と飲んでると太平洋にいるみたいだ」とか言われます。僕に対する評価としては過分なコメントですが、よくよく考えてみると、僕が勝浦塾に対して感じていたことと同じなのです。あの「雰囲気」に何か大切な影響を受けたような気がしている今日この頃です。
理解できてもできなくても、本をパラパラめくるだけの、あのパラパラ・リーディングも、今でも時々やっています。なんとなく気に入ってしまい、心地よいのでわけもなくやっています。風呂で半身浴をしながら、好きな本を(濡れてもいいようにパラパラ用に2冊目を購入)パラパラやっていると体も心もポカポカして、夜は熟睡です。
ここまで書いて気付いたことですが、「なんとなく」「妙に」「なんか」「わけもなく」といった言葉が目につきます。まさにこの感覚が、勝浦塾で英語を学んだ時に出会った感覚だと思います。大げさなようですが、本当に感謝、感謝です。
塾での「英語の読み方」の勉強も本当に役に立っています。英語は全く話せないし、読解の方も、今では青息吐息で読んでいますが、それでも大いに役立っています。
日本語の文章はなんとなく感覚で読んでしまうものですが、英語をきちんと読む勉強をしたおかげで日本語を読む力もかなりついたような気がしています。厳密な法律の文章を読んでいると、それを強く感じます。論理的な力がついた気がしています。
専門の語学の試験でも「下線部以外を訳す問題」で、下線部を訳したにもかかわらず単位がもらえました。担当教授の御慈悲もあるとは思いますが、それだけではないと思っています。普段の授業で、教授の誤訳に気付いて、それとなく質問したりしていたので、それが評価された面もあると思います。やっぱり感謝、感謝です。
あがり防止のおまじないのコトバとして教えてもらった「おん、にこにこ、にっこりそわか」も気に入っています。妙に気に入ってパソコンのスクリーン・セイバーにも使ってます。友達の評判も上々です。それでは、後輩のみなさんに改めて、「おん、にこにこ、にっこりそわか」