受験を終えて

 

     受験を終えて

F・K  一橋大学社会学部 (1997年 高松高校卒)

勝浦先生がよく推薦していた速読法(本を高速で何度も繰り返しパラパラやること)を、チュンプルズで実践しました。始めたのは2年生の終り頃です。そろそろ入試のことが気になりだし、1年生のはじめから下降の一途をたどっていた英語の成績に、なんとか歯止めをかけなくては…と思ったのがきっかけです。英語の成績をもっとも効率よく上げる方法はチュンプルズを頭に叩き込むことです。

そこで、チュンプルズを1ページずつ暗記することを試みました。しかし、チュンプルズの1ページに詰まっている情報量は、見た目以上に膨大です。面倒くさがり屋の私は、最初の1ページで計画を挫折せざるを得ませんでした。しかし、英語の成績をそのまま放置しておくわけにもいかなかったので、この独特の速読法を実践することにしました。

やり方はただパラパラとめくるだけです。時にはじっくり眺めることもありましたが、基本的にはパラパラめくるだけです。勉強に飽きてきたり、やる気がなくなったときに、テレビを見ながら、あるいは音楽を聞きながら、ただひたすらパラパラめくることを繰り返しました。

私は日本史の勉強が著しく遅れていました。そのため英語に多くの時間をかけることは出来ませんでした。そこで、センター試験までは英語の勉強はチュンプルズの速読と勝浦塾のテキストの予習と、毎回配られた大量の練習問題の復習くらいしかやらず、センター試験の後は、それプラス受験大学の「赤本」をやっただけです。それでも、3年生のときの校内実力テスト、校外模試など、どのテストも英語だけは安定してある程度の点がとれていて、私自身驚いています。

毎日欠かさなかったのは新聞やTVニュースを見ることでした。理由は、入試科目に小論文があったということと、もう一つは客観的な視野を得られるからでした。新聞やTVニュースで、受験とは直接的には無関係な世の中の動きを知ることで、受験そのものを客観的に、つまりさめた目で見つめることが出来ました。これは成績が悪くなって落ち込んでしまったときに、素早く立ち直るきっかけになりました。

入試の前の晩や、入試会場では勝浦先生に教えていただいた「4拍吸って、7拍止めて、8拍で吐く」という呼吸法を大いに活用しました。呼吸が整うと冷静さをある程度保てるので、試験中に問題が解けないからといって焦ったり、パニック状態に陥ることはありませんでした。もちろん、いくらこの呼吸法を活用しても試験本番で力を抜いてリラックスすることはとても難しいことです。でも、1・2・3・…と拍数を数えることに集中することで、余計なことを考えずに試験にのぞむことが出来ました。

最後に、絶対にやらなかったことは「神頼み」です。上手く説明できませんが、何か一つ、これだけはやり抜いたということがあれば、満たされた気持ちになります。